地元の動物園にはヒグマがいます。
ヒグマのエリアには丸太が置かれているのですが何のためか知っていますか??
丸太の前に立ち上がってマーキングの一種である「背こすり」をするためなんですよね。私も動物園に行った時に、何度か見たことがあります!
・・・ぱっと見は「背中、かゆいのかなー」という感じです!
最近はクマが人里まで下りてきてくることが問題となっていますね。私の住む町でも川辺で目撃されることがたま〜にあります・・・。
いやー、クマが目の前とか歩いていたらと考えると普通に怖いですよね。
このイラストを描くにあたって
冒頭にも書いた「背こすり」するヒグマは、見ていてかわいらしいんですよね。なので背こすりの姿を描こうかとも思ったのですが、今回は「かわいい」よりも「かっこいい!強そう!」なヒグマを描いてみたくなり、このポーズに決まりました。
動物を2足歩行で人間のように描こうとすると、ついついかわいくなりがちなんですよね。なのであえて4足歩行の姿にもしてみました。
イラストのモチーフについて
動物園でみるヒグマは檻の中にいて、さらに安全のために掘りで囲まれているのでヒグマまでの距離って結構離れているんですよね。それでもそのからだの大きさに圧倒されてしまうほどの迫力で、檻の中をのしのしと歩いている姿は圧巻です。檻の隙間やガラス越しにヒグマを見ているとたまにこちらに顔を向けることがあるのですが、ふとした瞬間にヒグマと私の目が合ったような気がするんですよね。檻もガラスもなければ、一瞬の隙を突いて飛びかかってきてもおかしくないかもしれません。
そんなちょっとドキドキしたシチュエーションのヒグマをモチーフに描いたイラストです。
クマのキャラクターって、世の中にいっぱいいますよね。蜂蜜が好きなクマやご当地キャラクターのクマ、ゆるキャラのクマなどどれもかわいらしい姿をしています。童謡に出てくるクマさんなんかとことこついてきたり、落とし物拾ってくれたりしますよね。
たしかにクマの顔をよ~く見てみると、つぶらな目をしていてかわいいイメージなんですが、今回描いたクマは「お前、何こっち見てんだよ」と言わんばかりの少しにらみを利かせた目つきにしてみました。
クマはかわいいだけではなく、その強さや怖さ、クマと人間の生活圏の問題などを知った上で改めて動物園などでクマを見てみると、また違った見え方がするなーと思う今日この頃なのでした。