みなさんは、「銀杏のならない木」をご存じでしょうか。実は私、この年齢(今年で43歳になりました・・・)になるまで、全然知らなかったんです。まさか「シユウイシュ」というものがあるなんて。
もしも私と同じくご存じない方も、そうでない方も、ぜひ続きをご覧ください!
色づいたイチョウの木
秋も深まり、気温30度を超えていた日が懐かしく感じる今日この頃の北海道です。
なんでしたら冬に一瞬足を突っ込みまして。もう解けてしまいましたが、数日前には平地でも雪が積もっておりました。
急激な気温変化があったので、青々していた街路樹の葉もつぎつぎと色づきはじめ、イチョウの木も鮮やかな黄色へと姿を変えて、一層秋らしい景色に様変わりしました。
そんな色づいたイチョウをフリー素材で描いてみました!
秋を感じる一枚をどうぞご自由にお使いください!
フリー素材はこのページの一番下にあります。こちらからどうぞ!

銀杏拾い
バスで会社へ通勤するために、毎朝バス停まで15分ほど歩いています。その道中に、イチョウの木が植えられており、葉っぱの色が変わっていく様を眺めながら季節の移り変わりを感じています。
ある日、そのうちの1本の木の下に、袋を持ったひとりのおばあさんがいました。
何をしているのかな、と遠目で眺めつつ徐々に近づいてみると、その理由が分かりました。
その方、「銀杏」を拾っていたんですね!
「銀杏」は、イチョウの木になる秋に旬を迎える食材のひとつです。よく茶碗蒸しの具としても使われますよね。きっと、ご自宅で調理して秋の味覚を堪能するんだろうな~と思いながら、横を素通りしました。
そこで、ふと疑問がよぎりました。それは・・・
「あれ?なんであの木だけ、銀杏が落ちていたんだろう・・・??」
そうなんです。おばあさんがいた木の下にはすごい数の銀杏が落ちていたのに、それ以外の木の下には銀杏はひとつも落ちていなかったのです。
ちょっと気になったので、調べてみました。すると、こんなことが分かりました!

イチョウは、「シユウイシュ」
イチョウには、銀杏の実が「なる木」と「ならない木」があるんだそうです。これは、「雄の木」と「雌の木」がわかれているからなんです。銀杏がなるのが「雌の木」、ならないのが「雄の木」です。
このように雄と雌にわかれている植物を「シユウイシュ」と呼ぶんだそうです。
漢字で書くと「雌雄異株」と書きます。
これは、雄花(おばな)と雌花(めばな)が、それぞれ別の株につく植物の性質のことをさしており、逆に同一個体が雄花と雌花をもつものは「雌雄同株(シユウドウシュ)」というそうです。
イチョウ以外の「雌雄異株」
イチョウ以外にも雌雄異株の植物がありました。
いくつか下記にまとめてみましたので、ご覧ください。
【雌雄異株の植物〈果樹・野菜〉】
- キウイフルーツ
 - ホウレンソウ
 - クワ
 - フキ
 - アスパラガス など・・・
 
【雌雄異株の植物〈樹木〉】
- キンモクセイ
 - サンショウ
 - キブシ
 - ハナイカダ
 - アオキ
 - ソテツ など・・・
 
まさか、植物に「雄の木」と「雌の木」にわかれているものがあるだなんて、思いもよりませんでした。
でも、日常生活の中でちょっと疑問に思うことがあったときに調べてみると、意外な事実がみつかるんだな~、まだまだ知らないことがあるんだな~と改めて感じた秋の日でした。
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